モラ男と連絡を取りはじめました。
やきとりの日がやってきた。
山川さんはお話し上手で、すぐに良い気分になった。
色んな話しをした。
山川さんはモラ男が経営する焼き肉屋の常連さんだと分かった。
モラ男の定休日には、よく2人で飲みに行っているらしい。
「じゃあ今度からはさち子のとこにも来てくださいね〜っ♪」
それから毎週、モラ男の定休日になると、2人で私の働くBARへ飲みに来てくれるようになった。
ある時、2人が最後のお客さんとなった日があった。
「おっ、もう閉店の時間やな。他の店行って飲んでるから、閉め終わったらさち子もおいで。」
山川さんはそう言って、モラ男と一緒に他の店へ行ってしまった。
急いで閉め作業を終わらせて、山川さんに連絡をした。
電話をしてもLINEをしても反応がない…
モラ男のFacebookを知っていたので、メッセージを送ってみることにした。
すぐに返信が来た。
言われたお店へすぐに向かった。
「ごめんごめん、マナーモードなってたわ。なんでも好きなん飲みや〜」
私はビールを頼んで、3人で乾杯をした。
モラ男と一緒に飲むのは初めてだった。
「モラさんLINE交換しましょ〜」
なんの下心もなく、モラ男とLINEを交換した。
これが全ての不幸の始まりだった。